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頭痛はなぜ起きるのか【原因と対策】

頭痛で頭を抱える部屋着姿の女性

皆さんはひどい頭痛に悩まされた経験はありますか?

一言で「頭痛」といっても、頭痛はあくまで症状の一つなので、その原因は多岐にわたります。

この記事ではそんな頭痛の症状・原因別に分類しその対策を紹介していきます。

いまのような梅雨の時期で頭痛に悩まされていいる方は必見です(^_-)-☆

目次

一次性頭痛

頭痛のうち、命に直接関わらない頭痛を「一次性頭痛」と言います。

日常生活でお悩みになる頭痛はこれです。

一次性頭痛は
・緊張型頭痛
・片頭痛
・群発性頭痛
に分類されます。

筋緊張性頭痛 (緊張型頭痛・筋収縮性頭痛)

頭痛の女性

頭痛患者の多くがこの「筋緊張性頭痛」です。

成人の2割ほどがこの頭痛を患っているとされています。
男性と女性では女性の方が若干多いです。


【原因】
筋緊張性の文字通り、多くが同じ姿勢を長時間取り続けることで首や肩・頭の筋肉が緊張し、血行不良を起こした結果起こす頭痛です。

筋肉の緊張は、同一姿勢を続けること以外にも精神的・身体的ストレス、冷え、月経周期、天候の変化などの原因でも起こります。

ストレスはイメージしづらいかもしれませんが、誰かに怒られたり、イライラしたりすると筋肉に力が入ってこわばりますよね?それが筋肉の血行不良を起こします。

【症状】
両側の後頭部から側頭部、頭全体が重くズーンと締め付けられるように痛みます。
ひどい人だと眉間が痛くなることもあります。

一日中続くことがあり、特に夕方に痛みが強くなることがあります。

頭痛と同時にひどい肩こりやめまいを自覚することがあります。
吐き気などの症状が伴うことはあまりありません。


【対策】
筋肉の血行不良が原因なので、入浴をして温めたり、運動、マッサージをすると改善します。
あまりお勧めはしませんが、飲酒をすることで一時的に血行が良くなるため、筋緊張性頭痛は一時的に改善します。ただしその後筋肉の血行不良を起こすので、できれば飲酒は避けましょう。

片頭痛

赤血球

成人の1割ほどが片頭痛を患っています。

男性よりも女性が多く(1:2~4)、20代から40代が多いです。

【原因】
原因は実はわかっていません。
ここ最近一番有力とされているのが、「三叉神経血管説」です。

三叉神経は文字通り三叉に分かれる最大の脳神経で、主に顔の上・中・下に分布し、脳に痛みを伝えます。良く間違われやすいものに「顔面神経痛」がありますが、正しくは「三叉神経痛」です。

この三叉神経から何らかの原因で「セロトニン」と呼ばれる物質が放出され、これが血管を拡張させることで頭痛やその他の症状を引き起こすと考えられています。

この何らかの原因として、飲酒、ストレスや疲れ、天気や気圧の変化、月経周期の乱れ、自律神経の異常など様々考えられます。

詳しく知りたい方は論文のリンクを貼っておきましたので、興味があれば読んでみてください。


【症状】
片頭痛は実は症状別にさらに細かく分類されます。

①古典的片頭痛
心臓の鼓動に合わせてズキンズキンと拍動性に痛みます。頭痛が片側の時もあれば、両側にでる時もあります。
頭痛を起こす前から目の前がチカチカしたり(閃輝暗点)、視界の一部が見えづらくなったりします。
頭痛は数十分から数時間で改善しますが、吐き気などを伴うことがあります。
この頭痛は家族で遺伝する傾向があります。


②一般的な片頭痛
①とは違い頭痛は片側のみに現れ、前触れとなる症状はありません。
また、家族の遺伝性も低いです。

③その他
頭痛出現時に片側のマヒや、眼を動かす神経の異常を伴う片頭痛もあります。


【対策】
運動や入浴、マッサージなどは血管を拡張しますので、悪化を助長しますのでやめましょう。
冷却やカフェイン摂取、部屋を暗くするなどで一時的に緩解します。
関係性は定かではありませんが、片頭痛の方はマグネシウムが不足しがちなため、こちらも食材でぎなってあげるのも良いでしょう。

一般的には薬物療法で「トリプタン製剤」や「エルゴタミン」などの血管拡張を防ぐ方法がとられます。

群発頭痛

頭痛でうなだれる男性

頻度はかなり少ないですが、これまでの一次性頭痛の中で唯一男性に極端に多い頭痛です。

20~40代の男性に起こり、原因は不明です。

【症状】
アイスピックで目を突かれるような痛み、眼球をえぐられるような痛みらしいです。(経験したことがないので何ともイメージできません(._.))
あまりの痛みから、涙や鼻水が出ます。

症状として「“1”がつく頭痛」と覚えてください。
1年に1回の頻度で1時間ほどの激しい頭痛が特徴です。

【対策】
片頭痛の際の治療に準じます。

群発頭痛と命に関わる疾患が原因で発症する頭痛とを見比べるのは難しいです。
この頭痛が出たら、自己判断せずに救急車を呼びましょう。

二次性頭痛

救急車

二次性頭痛は命に関わることがある頭痛
です。

脳出血やクモ膜下出血、髄膜炎、硬膜下血腫など多くの種類があります。

基本的には以下のような症状が出たらすぐに病院を受診するか、救急車を呼んでください!!


・これまでに経験したことのないような激しい頭痛
・麻痺や感覚異常が出現
・症状が階段状に悪化
・いつまでたっても良くならない頭痛
・眼球の位置異状を伴う
・視覚・視野の異常
・けいれんや意識障害を起こす
・強いめまいや吐き気を起こす
・うまく話せない
・わけのわからないことを話す
・後頭部がハンマーで突然殴られたように痛い
・発熱を伴う

最後に

ガッツポーズする女性

いかがでしたでしょうか?

今回は頭痛の原因と症状、その対策についてまとめました。

片頭痛と筋緊張性頭痛を間違えて逆の対処法を行って悪化させている方もいますので、注意してください(^_-)-☆

特に二次性頭痛は緊急性が高いので、思い当たればすぐに病院を受診してください。

一次性頭痛は鍼治療で対処が可能です。
当院でも対応いたしますので、まずは一度ご連絡ください('ω')ノ

鍼治療が怖いという方は、下記のリンクを参照してください!

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