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温湿布と冷湿布の違いはここ!効果・種類・貼り方・注意点を解説!

肩に湿布を貼る女性

温湿布と冷湿布の違いについて知っていますか?

「痛みがあるときにどちらを貼ったら良いかわからない」「肌が弱くて粘着性の強いモノは貼れない」「温湿布と冷湿布の違いがわからない」などでお悩みの方必見です!「湿布なんてどれも同じ」かと思ったら大間違いですよ!( `ー´)ノ

この記事では温湿布と冷湿布の違いについて、
・温湿布と冷湿布の違い・効果
・温湿布と冷湿布を使い分ける方法・貼り方
・素材による使い分け方
・使用上の注意点
などについて解説していきます!

この記事を読んで、湿布の違いを知り、湿布を使い分ける方法をマスターしましょう!(^_-)-☆


目次

温湿布と冷湿布の違い

疑問に思う女性

温湿布と冷湿布は何が違うのでしょうか?

まず、温湿布や冷湿布にはホッカイロや保冷材のように直接温めたり冷やしたりする効果はありません。温湿布には唐辛子成分のカプサイシン等が含まれ、冷湿布にはメントール等が含まれています。こうした成分によって身体が反応し、温湿布は“温かい感じ”がして、冷湿布は“冷たい感じ”がします。また、温湿布も冷湿布も基本的には“同じもの”です。どちらも消炎鎮痛剤が含まれているため、湿布としての痛みを抑える効果は同じです。

【まとめ】
・温湿布:消炎鎮痛効果+温感成分(カプサイシンなど)
・冷湿布:消炎鎮痛効果+冷感成分(メンソールなど) 

温湿布と冷湿布で使い分ける

手首に湿布

【温湿布】

温湿布は唐辛子成分によって血管を拡張させ、血行を改善します。そのため、冷え感を感じる場所や、血行不良(肩こりなど)、慢性的な痛みの個所に貼ると効果的です。

【冷湿布】

冷湿布は熱感を感じる場所や比較的強い痛みを感じる場所、炎症箇所に貼るのをおすすめします。冷湿布は保冷材のように直接冷やす効果はないので、急性の炎症の場合は「アイシング」の方が良いです。

アイシングは「RICE処置」と呼ばれる応急処置の一つで、怪我の直後は「安静」「アイシング」「圧迫(固定)」「患部の挙上」をすると炎症が強くなるのを抑え、回復や怪我からの復帰も比較的早くなります。

【まとめ】
・温湿布:血行不良による痛みの改善、冷え感を伴う痛みの改善
・冷湿布:炎症症状による痛みの改善、熱感を感じる痛みの改善
※急性炎症の場合は「アイシング」

素材の違いで使い分ける

湿布

※テープ剤とパップ剤

【テープ剤】

最近CMなどでも多く取り上げられていますね!文字通りテープのように薄い湿布で、匂いはほとんどありません。また、粘着性に優れ、多く動かす関節に貼ってもはがれづらいため、スポーツなどの身体を多く動かす方や、湿布の臭いが少ないので臭いが気になる方におすすめです。温湿布や冷湿布の種類は少ないです。粘着性が強く、一度貼るのに失敗するとはがすのが面倒で、皮膚が弱い方はかぶれやすいという欠点もあります。

【パップ剤】

水分を多く含むゲルのような粘着面で、皮膚が弱い方にもおすすめです。温湿布や冷湿布の種類があり、臭いもテープ剤と比べて強いです。粘着力が弱いため、関節などの動かす場所ははがれやすく、ネットやテープで止めておく必要があります。

湿布を貼る際の注意点

ストップ バツを腕で作るドクター

ここで書くもの以外にも、湿布に含まれる成分によってはアレルギー症状を起こす方もいるので、必ず市販の湿布を使用する際は外箱の注意事項を必ず読んでください!

【①使用時間に注意】

湿布には含まれている成分によって貼る時間が異なります。冷湿布の冷感や温湿布の温感が無くなっても、消炎鎮痛効果のある有効成分は効果を発揮します。ただし、元々皮膚の弱い方が湿布を貼ると、短い時間で発疹やかゆみが現れたり、長時間貼りすぎるとかぶれてしまうことがあります。湿布を貼って違和感を感じたらすぐにはがしましょう。
また、個人差はありますが、温湿布のカプサイシンが皮膚に残った状態でと入浴すると、ヒリヒリとした痛みを感じることがあります。入浴の1時間以上前には温湿布をはがしてから入浴しましょう。

【②気管支喘息や妊婦の方は注意】

気管支喘息をお持ちの方は湿布を貼ることで“アスピリン喘息”という呼吸器症状を起こすことがあります。湿布を貼る際はかかりつけの医師に必ず相談しましょう。

【③光線過敏症】

湿布を貼った後に紫外線に当たることで、光線過敏症を発症することがあります。湿布を貼っていても、はがした後でも発症する可能性があります。光線過敏症は湿疹や水泡などを皮膚症状を起こします。光線過敏症を発症する根本的な原因は様々で、必ずしも湿布を貼ることが原因とは限りませんので、光線過敏症については下の外部サイトを参考にしてください。

まとめ

人差し指を立てる男性

いかがでしたでしょうか?

良かれと思って湿布を貼って、ひどい皮膚の炎症を起こさないように、注意書きは必ず読むようにしましょう。湿布自体は痛みを軽減させるもので、貼ったからと言って治っているわけではありません。痛みが出て、対処法として市販の湿布を貼るのも確かに大切ですが、痛みの原因は何なのかをよく考えることも大切です。

湿布を貼って安静にしてもなかなか改善が見られない場合には、医療機関を受診することをおすすめします。自己判断で「湿布を貼っていれば治るだろう」と思っていても、ずるずると痛みが長引くだけの方も多くありませんからね!

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