ブログ
BLOG

HOME > ブログ > お腹が痛い!腹痛を和らげる即効性のあるツボ4選

ブログ

お腹が痛い!腹痛を和らげる即効性のあるツボ4選

腹痛でお腹を押さえる女性

この記事を読んでいる方は腹痛を実際に感じている方もいるかと思いますので、早急にツボのご紹介に移りたいと思います。

※実際に東洋医学的に施術をする際には患者様の体質把握のための問診が必要になります。
この記事での紹介は、「腹痛に効くとされているツボ」のご紹介です。ツボによる効果自体を保証するものではありませんのでご注意ください。

※「腹痛」と一言で言っても、原因は様々です。普段感じる痛みと違ったり、程度が強い場合や長時間続く場合、血便や吐き気・嘔吐などの自律神経の異常を伴うような場合は医療機関への受診をおすすめいたします。

目次

中脘(ちゅうかん) 別名:胃募、中管、胃管、太倉

中脘 ツボ イラスト

≪取り方≫
みぞおちの上から臍(へそ)までを一直線に結んだ線の中央。完全に中心ということではなく、“そのあたり”を指先で指圧し、“ズーン”と響くような若干の痛みを感じるポイントを見つけましょう。

≪効能≫
消化器系(腹痛、胃痛、胃下垂、消化不良、胃痙攣、便秘、下痢、胃炎、胃潰瘍等々)、精神的ストレス(不眠症、ヒステリー、失神等々)

これらを裏付ける研究は多く行われていますが、実際には“灸(温める)”方が、腹痛などの消化器系の異常には効果が高いようです。腹痛の際に手を腹部に当てたり、カイロで腹部を温めたりする際には無意識のうちにこの「中脘(ちゅうかん)」を使っているのかもしれません。


足三里(あしさんり) 別名:鬼邪

足三里 ツボ イラスト

≪取り方≫
上のイラストのように、二本の骨のでっぱりの間にとります。“このあたり”を指先で指圧し、“ズーン”と響くような若干の痛みを感じるポイントを見つけましょう。見つけたら、楽になるまで指圧しましょう。


≪効能≫
消化器系(腹痛、胃痛、胃腸炎、胃痙攣、胃潰瘍、消化不良等)、循環器系(高血圧)、呼吸器系(喘息)、泌尿器系(腎炎、膀胱炎、夜尿症、ED等)、婦人科(生理不順、不妊等)、精神的ストレス
※足三里には胃酸を分泌させる効能があるとの報告もあり、胃潰瘍や胃腸炎には向かないとの報告もありますので、腹痛に関しては消化不良の際に用いた方が良いのかもしれません。

・松尾芭蕉の「奥の細道」の序文より、「・・・もも引きの破(やぶれ)をつづり、笹の緒付(つけ)かえて、三里に灸ゆるより、松島の月先(まず)心にかかりて・・・」
・近松門左衛門「冥途の飛脚」より、「・・・おっとまかせと足軽く、走る三里の灸よりも、小判のききぞこたへたる・・・」

足三里が足の疲れをとったり、整腸作用のあるツボとして古くから用いられていたようです。




内関(ないかん)

内関 ツボ イラスト

≪取り方≫
上のイラストのように、手の平の手関節の横ジワ(横紋)から3横指(2寸)にとります。

≪効能≫
消化器系(胃痛、嘔吐、胃腸炎等)、循環器系(不整脈、狭心症、脳血管疾患後後遺症等)、精神的ストレス等々

※内関は気の滞りを改善するとともに、胃の働きを調整する作用があるとされているので、胃腸の異常の中でも乗り物酔いやつわりなどの吐き気に対しても効果があるとされています。

至陰(しいん) 

至陰 ツボ イラスト

≪取り方≫
足の小指の爪の根っこの外側のあたりです。ボールペンの先端など、先が細いもので少しツンと痛みを感じる程度に押します。

≪効能≫
婦人科系(逆子などの胎位異常)、頭痛、月経痛等々
※腹痛の中でも、胃腸炎などの腹痛よりも、月経痛の腹痛の際に有効とされています。

最後に

いかがでしたでしょうか?

今回ご紹介したのはあくまで“一部”になります。頻繁に腹痛を感じてしまう方は、鍼灸院で東洋医学的な問診を受け、体質をチェックしてもらうことをおすすめします。(^_-)-☆

SHAREシェアする

ブログ一覧

HOME > ブログ > お腹が痛い!腹痛を和らげる即効性のあるツボ4選

© 深谷接骨院