足の裏が痺れる!痛む!その症状、モートン病かも?【症状・原因・解決法】

この記事では、足の裏の痛みや痺れについてお悩みの方に、「モートン病」について知っていいただくための記事となります。
・モートン病とは
・症状
・原因と解決法
について解説していきます。足の裏の痺れと痛みでお悩みの方はぜひ一読ください。
目次
モートン病とは
モートン病は1876年にモートン氏により初めて報告された疾患です。
足の裏に伸びる神経である足底神経の枝(底側趾神経)が、摩擦によって炎症を起こす神経性炎症です。
歩くたびに足の裏に加わる刺激によって、神経が肥厚し、足底部に肥厚を触れることがあります。
症状
20~50代の女性に発症しやすく、歩行時には足の裏に釘が刺さったような鋭い痛みを感じます。ただし、この痛みの出方は足底腱膜炎と似ているため注意が必要です。また、痛み以外にも痺れなどの神経症状を伴うこともあります。
部位
モートン病の半数以上が中指と薬指の間に生じ、その次に人差し指と中指の間に発症しやすいです。解剖学的にこれらの部分の神経は、他の部分に比べ動きに余裕のあるスペースがないためと言われています。そのため、つま先立ちをしたり、足の内側と外側を圧迫する刺激を加えると、症状が誘発されることがあります。
原因と解決策
浮指や偏平足などで足の指がきちんと使えていないことにより、足の指の付け根にかかる負荷が増すことが原因で発生します。すなわち、浮指や偏平足自体の予防やケアが、モートン病の予防と改善に役立ちます。そのため、ハイヒールなどの踵の高い靴も避け、踵の低い幅広の靴を履くのをおすすめします。
局所の安静を図るためのインソールなどのサポーターや運動療法などを用いた保存療法を行います。
浮指や偏平足などの足部のアーチに関する記事は過去の記事をご覧ください。
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