日本人は座りすぎ!寿命を縮める一因にもなる座り過ぎの悪影響について
「最近身体がだるい」「やる気が出ない」「首肩こりや腰痛がつらい」
等の症状でお困りの方は、もしかしたら座りすぎが原因かもしれません!
この記事では
・日本人の座り過ぎの現状
・座りすぎがもたらす悪影響
・座り過ぎの改善、予防方法
等について解説していきます。
冒頭のような自覚症状がある方は、ぜひ最後までご覧ください(^_-)-☆
〇WHOによるガイドラインでは、さらに詳しく年齢別、基礎疾患別に座りすぎの予防対策や研究論文などについてまとまってますので、お時間のある方は前半だけでもぜひ読んでみてください!!←オススメ
リンク:「WHO身体活動および座位行動に関するガイドライン」
〇また、座り過ぎは最近話題の「ロコモーティブシンドローム」や「サルコペニア」などとも関係しておりますので、興味のある方は合わせてこちらもご覧ください。
リンク:「介護予防に大事!「ロコモ」「サルコペニア」「フレイル」のまとめ。セルフチェックや動画も紹介!」
目次
- ○ 日本人は座りすぎ
- ○ 座りすぎがもたらす悪影響
- ○ 座りすぎの予防、改善方法
- ○ 最後に
日本人は座りすぎ
日本人は世界で一番座っている時間が長く、世界平均の約40%も長く座っています。
特に長距離トラックの運転手やデスクワーカーの方々は、勤務日は勤務時間や自宅での過ごし方も含めて、一日平均10時間以上も座っていることもあります。
ここ最近の20年間で、座っている時間は20%も増加したと言われており、今後さらに座っている時間が長くなっていくことが予想されています。
座りすぎがもたらす悪影響
では、座りすぎがどのような悪影響をもたらすのでしょうか?様々な研究で明らかになったものをいくつかご紹介していきます。
➀全死亡リスクの増加
・一日8時間以上の座りすぎにより、座っている時間が4時間未満の人よりも全死亡リスクが40%増加・一日のうちテレビを4時間以上観ている人は、1日二時間未満の人よりも総死亡率が約1.5倍
男性の場合は、肺がんのリスクが1.36倍。
➁抑うつ、不安神経症の増加
・余暇時間のほとんどを座っている人は3.9倍、仕事中にほとんど座っている人では1.5倍も、抑うつ、不安症状が生じやすかった。・座り過ぎにより、生産性や仕事への熱意が低下する人は1.5倍も増加。
➂肥満化傾向の増加
・肥満者とそうでない人を比べると、肥満者は一日平均160分も座位の時間が長い。・30分以上座り続ける人はメタボ発生率が最大3倍。ただし30分未満であれば、トータルでの座位時間が同じであっても、有意差はなかった。
➃肩こり、腰痛の増加
・腰痛、肩こりは座っている時間が長いほど増加。一日10時間以上座る群では、5時間未満の群と比べて、慢性腰痛の保有率が1.5倍以上になる。座りすぎの予防、改善方法
前項の内容から見るに基本的には“一日の座位の時間は8時間以内にする”、“30分以上座り続けない”というのが大事だと思われます。
さらに言うと、
・元々座り過ぎの方の死亡リスクを減らすには、一日60分から75分の中強度の運動を週に3日以上行うことが推奨されています。
・20分おきに立って2分歩くだけでも、筋中のGlut4(2型糖尿病に関わるグルコース輸送体)が活性化して血糖値を下げ、肥満の予防とります。
・カナダガイドラインでは座位の時間は一日8時間以内、余暇のスクリーンタイムは3時間以内、座位中は頻繁に立つことが推奨されています。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回のブログでは、座りすぎがもたらす弊害について解説しました。
たかが座りすぎ、されど座りすぎです。死亡リスクの増加で見れば煙草や飲酒に匹敵するほど悪影響がありますね。
いずれにせよ、運動習慣を持つことが健康には大切とも言えますね(´Д⊂ヽ
当院併設 ビューティ―ルーム リバース ではマンツーマンでのトレーニングも実施しております。カウンセリングは無料ですので、興味のある方はお電話お待ちしております!