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柔道整復師が教える骨折の見分け方

悩む男性

みなさんは転んだり、ぶつけたり、挟んだりした時に、「あれ?もしかしてこれ折れてない?」と頭をよぎったことはありませんか?

私はあります( ´∀` )
というか、折れてました。

内出血なんて出てきたらなお焦りますよね( ;∀;)

ですが、骨折しているか簡単に見分ける方法があります!

ただし、ここでお伝えするのはあくまで不安を少し軽減するためのものです。
怪我をしてしまったら、必ず接骨院か整形外科をきちんと受診しましょうね!!
自己判断は厳禁ですからね!

それでは行ってみましょう!!

目次

柔道整復師が教える骨折の見分け方

爪 出血

上の写真をご覧ください。爪には血が滲み、いかにも痛そうです・・・。

こういった場合、「やばい・・・骨折しているかも?」と思いますよね?

こういう時に見分ける方法は、ずばり、【同じ骨を離れたところから叩く!!】です!



えっ?て感じですよね?わかります。
「何故叩くの?」「他にもっとあるだろう!」と思いますよね?

順次次の記事から解決していきますので、ぜひご覧ください!(^_-)-☆

骨折の一般症状まとめ~まずは叩こう!~

ノック

なぜ叩くのかを説明する前に、まずは骨折したときの局所の症状について見てみましょう!

【骨折以外でも見られるが、そのうち、特に骨折時に強く出る症状】

①疼痛(痛み):骨自体からではなく、主に骨膜からの痛みが出る。

②限局性圧痛:限局して強い圧痛(マルゲーニュ骨折痛)

③介達痛:患部から離れた個所を刺激して患部に生じる痛み
・軸圧痛:骨の長軸に向かって圧を加えた際の痛み
・圧迫痛:例えば、胸を圧迫した際に肋骨に生じる痛み
・動揺痛:痛めた個所を動揺させると出る痛み
・叩打痛:痛めた個所と同じ骨を叩くと出る痛み

④腫脹(腫れ):熱感を伴った腫れ
 関節内だと「関節血腫」となり、皮下に出血は出てこないので注意

⑤機能障害:周囲の筋肉が一時的に感覚が鈍くなる。基本的に動かせない。


このうち、一般の方が見分けやすいのが、「叩打痛」です。
軸圧、圧迫、動揺は、骨折箇所を悪化させてしまう可能性がありますからね!

叩打する際は、強く叩くのではなく、あくまで愛護的に叩いてくださいね!

叩打した際に、離れた負傷個所に強い痛みが出た場合、骨折を疑いましょう。

骨折を疑った際はなるべく動揺を防ぎ、近くの接骨院か整形外科へすぐ連絡をしてください。

接骨院か整形外科か迷った際は下のリンクを参照してください。
「応急処置は接骨院、そうでなければ基本整形外科」です。
夜間緊急や、受付時間も考慮してくださいね!





骨折の固有症状まとめ

これからお話するのは骨折の固有症状です。

一般の方が見分けるのは困難ですが、これが出ると骨折の可能性はますます高くなります。

【骨折の固有症状】


①異常可動性
長い骨が完全に折れると特に出やすいです。
簡単に言うと、「関節がないはずなのに・・・動く・・・」です。
考えただけでぞっとしますよね( ;∀;)
ただし、関節付近の骨折や、完全に折れてないものには出ません。

②軋轢音(捻髪音)
骨折の端同士が互いに触れ合って出る音です。
音といっても、耳で聞こえるものではなく、触れた手の部分に響いて感じるようなものです。
ただし、骨折端が離れていたり、間に何か挟まっていたり、そもそも完全に折れてなかったりすると感じません。


③全身症状
(1)ショック:程度が激しい骨折に見られます。
顔面蒼白で、唇は白くなり、チアノーゼを起こします。
手足は冷たく、冷や汗が出て、血圧が下がります。
生あくびが出ます。
さらに悪化すると意識がなくなります。

これをショックの5pといい、すぐに救急車を呼びましょう!接骨院では対応できません。

ショックの5p
・Pallor  顔面蒼白
・Prostration  虚脱
・Perspiration  冷や汗
・pulselessness  脈拍触知不可能
・Pulmonary deficiency  呼吸不全


(2)発熱
骨折数時間後で微熱が出ることがあります。

まとめ

いかがだったでしょうか?

打撲も、捻挫も、骨折も、基本は痛いですし、内出血もしますし、動かすことも困難になります。

打撲+骨折、捻挫+骨折も時にはあります。

しかしながら、骨自体の痛みはそれを覆っている骨膜が感じていることがほとんどなので、遠くから同じ骨を叩くと、骨折箇所に強い痛みが出ます。

異常可動性や、軋轢音など、専門的なワードが出ましたが、基本は「同じ骨を叩く」です!
こつこつしてください!骨(コツ)だけに・・・

ですが、かなり簡易的なので、骨折を疑うほどの症状であれば必ず、接骨院か整形外科を受診してください。

いかにも骨折しているときは、応急的な場合は接骨院で、基本は整形外科をすぐに受診してください。

なお、当院は夜間救急、土日・祝日を除き営業しておりますので、もしもの時は選択肢の一つとしてみてくださいね!(^_-)-☆

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