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花粉症の症状改善!治療法や体質改善のためのおすすめの栄養素などについても解説

花粉症の症状に苦しむ女性

今年も花粉の季節がやってきました。私自身も昔に比べてかなり改善しましたが、今年は鼻水が出ており、例年よりも症状が出ているのを実感しております。

今回の記事では、
・花粉症について
・花粉症の原因や症状、メカニズム
・治療法や改善方法、セルフケアの方法
・花粉症に良い栄養や食べ物

等について解説していきます。

花粉症にお悩みの方、最近鼻がムズムズしたりくしゃみが出るなど、花粉症の出始めの方や症状がなかなか改善しない方、はぜひ最後までご覧ください(^_-)

私自身も花粉症ですが、症状は改善しております。その方法については、過去の記事をご覧ください。
関連記事:花粉症が実際に改善した話【対策と方法、花粉症の仕組みについても解説】

また、小売業界に特化した商品・顧客分析ソリューションを始めとする、パッケージシステムを開発・提供しているデータコム株式会社(本社:宮城県仙台市、代表取締役:小野寺修一)は、花粉症の悩みについて30代までのミレニアル層を対象にアンケート調査を実施しました。

こちらのアンケート調査も興味があればぜひ読んでみてください(^_-)-☆
【ミレニアル層を対象とする花粉症に関する調査】

目次

花粉症の実態

花粉から逃れようとする花粉症の女性のイラスト

日本で初めて「花粉症」が診断されたのは1961年の事で、そのときのアレルゲンはブタクサでした。その後1964年にスギ花粉が確認されました。

花粉症の診断を受ける人は増え続け、2024年現在では4~5割の人が花粉症であるといわれており、もはや「国民病」と言えます。

花粉症による労働生産性の低下で生じる経済損失は一人当たり年間20万円弱という試算もあり、年間では5兆円を超える損失があると言われています。

これに対して岸田首相は、10年後には2割の杉の人工林を減らし、30年後には半減させることを目標に掲げています。

花粉症の原因や症状、メカニズム

花粉症発症のメカニズム

花粉症発症のメカニズムを説明するイラスト

花粉が肥満細胞と呼ばれる細胞にある抗体(IgE抗体)にくっつくと、肥満細胞の中に蓄えられていたヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質が放出されて、アレルギー反応が起こります。

アレルギー反応はくしゃみで花粉を飛ばしたり、鼻水で洗い流す、鼻づまりで侵入させないなど、身体の“戦略”としての症状なのです。

花粉症の症状

花粉症の症状のイラスト

花粉症はスギなどの花粉がアレルゲンとなって発症するアレルギーの一種です。

花粉症の症状は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりだけでなく、その他にも目のかゆみ、涙目、充血、のどや耳の奥のかゆみが出る方もいます。春の乾燥により肌のバリ機能が低下して、アレルギー反応による皮膚炎を起こす方もいます。

ひどい鼻づまり症状が続くと、脳への酸素供給量が減り、頭がぼーっとしてミスをしやすくなります。さらに、口呼吸のせいで感染症にもかかりやすくなります。


花粉症の原因となる花粉についてですが、イネ科やブタクサなどの草の花粉は低いところで花粉が飛散するので、大人よりもこどもの方が重症化しやすい特徴があります。

花粉発症の引き金

花粉症でだるい女性

⑴遺伝

両親にアレルギーがある場合、子供の約6割は何らかのアレルギーを持っている 
可能性があります。

⑵環境

空気中に含まれる「アジュバント物質」は、花粉に付着することによってアレルギー症状をより悪化させる物質の総称のことです。 そして、都会の空気に多く含まれる排ガスやPM2.5は、メジャーなアジュバント物質の一例です。

これらのアジュバント物質が付着した花粉は、アレルギーの症状を2倍にも悪化させると言われています。

また、極端に清潔な環境で育ち、免疫システムの訓練が不足していることも要因の一つとして考えられます(衛生仮設という“仮説”)

⑶免疫力

⑴の遺伝と⑵の環境の要因が50%ずつ関与して免疫力に差が生じることで発症に差が出ます。

花粉症の治療法

花粉症の治療法は症状を軽減させる対処療法と、根治を目指す根治療法の大きく二つに大別されます。

対症療法➀薬物療法

花粉症の薬を持った医者のイラスト

対症療法の代表である医師から処方される抗アレルギー薬には以下のようなものがあります。(軽症であれば市販薬で対処する方法もあり)
⑴ 第二世代抗ヒスタミン薬:くしゃみ、鼻水
⑵ 抗ロイコトリエン薬:鼻水
⑶ 鼻噴霧ステロイド薬:くしゃみ、鼻水、鼻づまり
⑷ 点鼻用血管収縮薬:鼻づまり
※保険適用(3割負担)で1シーズン約12,000円~17,000円

2020年には重度のスギ花粉症の治療薬として、「オマリズマブ」という薬が世界で初めて日本で保険適用になりました。投薬は注射のみで、数週間に1回の頻度で数回注射を打ちます。しかし、一回の注射が1万円以上と高額なので、重症者のみの適用となっています。

対症療法➁手術療法

医者のイラスト

対症療法のなかで鼻づまりが特に強い人に有効です。日帰りでもできるので、検討の価値はあります。

⑴レーザー療法

手術時間は約30分、効果は1年間ほど有効
スギ花粉がかかる箇所をレーザーで焼き、乾燥状態にします。
※保険適用(3割負担)で約9,000円

⑵高周波電流療法

 手術時間は15分程、効果は数年間は有効
スギ花粉がかかる箇所に高周波電流を流し、細胞を固定・壊死させます。
組織が凝固して鼻づまりが解消します。
※保険適用(3割負担)で約10,000円

根治療法➀舌下免疫療法

舌下免疫療法のイラスト

アレルゲン免疫療法の一つで、アレルゲンを少しづつ体内に吸収させ、アレルギー反応を弱め、体質改善を目指すのが目的です。5~7割の方が根治します。

治療期間2~3年間、スギ花粉症やダニアレルギーに有効
1分間薬を口に含んだままの状態を保って体内に吸収させます。
※保険適用(3割負担)で約2,500円/月、服薬は毎日、

根治療法➁皮下免疫療法

ワクチンのイラスト

アレルゲンを含む液を注射で皮下に入れ、体内に吸収させます。濃度を 徐々に上げていき、体質改善を目指します。スギ花粉症の場合には約8割に効果が見られますが、舌下免疫療法に比べて副作用が強く表れることもあります。

※保険適用(3割負担)で約600円/回、期間は3年以上

花粉症に効果的な栄養と食べ物

免疫力を上げる食品のイラスト

自律神経の乱れがあると、花粉症の症状が悪化します。自律神経を整える生活習慣が大事になってきますが、食事においてはまず多品目かつバランスの取れた食事を心がけましょう。

⑴抗酸化物質を取り入れる

ポリフェノールの一種である緑茶のカテキンや、ゴマに含まれるセサミン、ウコンに含まれるクルクミンなどは抗酸化作用が強く、花粉症による粘膜や皮膚の炎症を抑えると言われています。
カテキンは熱に弱いので、80度ほどのお湯でゆっくり抽出するのがおすすめ

⑵発酵食品を摂る

免疫にかかわる細胞の約70%が腸内にあるとされています。そのため、腸内細菌を整えることで免疫細胞が活性化され、花粉症の症状を緩和します。
例)ヨーグルト、乳酸菌サプリ、納豆、キムチ

⑶加工品やファストフードを食べるのを減らす

これらに含まれる保存料や添加物、トランス脂肪酸は花粉症の症状を悪化させる可能性があります。

⑷アルコールの摂取を控える

アルコールは、アレルギー反応を起こすヒスタミンを増やしてしまいます。

⑸グルテンフリーの食べ物で花粉症が改善した例も



⑹ビタミンA、C、Dを特に摂取する

・ビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保ち(目・鼻粘膜の強化)、花粉が体内に入りやすくなるのを防ぎます。
例)肝油、レバー、ニンジン、カボチャ、サツマイモ、卵黄、ほうれん草、しそ等

・ビタミンCはアレルギー反応を引き起こすヒスタミンの分泌を抑える働きがあるとされています。水溶性なのでこまめな摂取がおすすめです。
例)柑橘類、サツマイモ、ジャガイモ、ピーマン(赤・黄)、等

・ビタミンDは免疫機能を活性化し、正常に保つ働きがあると言われています。
ビタミンDは紫外線により皮膚でも合成されます。
例)カツオ、サケ、サンマ、レバー、卵、キノコ(きくらげ、マイタケ)等
※ビタミンDは日本人の98%が基準値以下なので、サプリメントもおすすめ

⑺オメガ3脂肪酸を摂取する

アレルギーの炎症性物質の生成を減らし、症状を軽減します。
例)アマニ油(α- リノレン酸)、サバなどの青魚(EPA,DHA)

⑻上記のものが食事からとれないようのなら、サプリメントで補ってみましょう

最後に

イラスト素材:問診・カウンセリング・説明する医療従事者

いかがでしたでしょうか?
花粉症の改善にはまずは症状に合った対症療法や食事や栄養面での改善を目指すのがおすすめです。改善があまりない場合や症状が煩わしいようなときは、根治療法の選択も良いと思います!!

当院では花粉症の患者さんの症状改善、体質改善を目的とした鍼灸での施術を行います。
花粉症の症状にお悩みの方は是非一度ご相談ください(^_-)-☆

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