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マスク?フェイスシールド?結局どちらが良いのか??

疑問を抱く女性

最近ではたくさんの種類のマスクやフェイスシールドが販売されています。中には自作した布マスクをお使いの方も多いのではないでしょうか?

この記事では、
・マスクとフェイスシールドはどちらが良いのか
・マスクの種類による違い
・フェイスシールドの目的
・マスクと熱中症
などについて解説していきます!(^_-)-☆

目次

マスクとフェイスシールドのどちらが良いの?

マスクとフェイスシールド

結論から言うと、特定の場合を除いては

マスク


の方に軍配が上がります。

マスクもフェイスシールドも“自分の感染防止”にはなりません。N95といった高性能のマスクの場合は外界からの感染も防げますが、一般的なマスクやフェイスシールドには外界からの感染防止をするだけの性能はありません。

マスクもフェイスシールドも、前提として“他人にうつさない”“飛沫を飛ばさない”ことが目的です。

そして、マスクは“飛沫の拡散を防止”することが得意で、フェイスシールドは“飛沫がかからないようにする”ことが得意という点で違いがあります。

フェイスシールドは隙間も多く、飛沫も拡散します。対してマスクは素材や作りにより多少の差はありますが、正しくつければ飛沫の拡散を大幅に減らすことが可能です。

マスクの性能比較

マスク

先ほどマスクの素材や作りにより多少の差が出ると話しましたが、それについて解説します。

2020.8.7にアメリカの科学雑誌「サイエンス・アドバンス」で報告された研究で、マスクの種類による飛沫防止の機能比較が報告されました。
・参考記事:「スピーチ中に排出された液滴をフィルタリングするためのフェイスマスクの有効性の低コスト測定」



結論から言うと、マスクをつけた状態での飛沫の減少率は下記の結果でした。

・N95規格のマスクは約99.9%
・サージカルマスク(医療用マスク)/不織布マスク(ポリプロピレン,マスク)は約90%
・布(綿)のマスクは約80%前後(70~90%)
・バンダナは約50%


「N95が欲しい!」と思う方も多いとは思いますが、N95の規格のマスクは外界からの感染を防ぐために、マスクの目がとても細かく、日常生活では呼吸が苦しくて付けていられません。

「新しい生活様式」をきちんと守れば、不織布マスクや布マスクでも飛沫による感染は充分防げるように思います。それでも感染が広がってしまうのは、「3密」を避けることやこまめなアルコール消毒,、手洗いうがいの不足などによるところも大きいのではないでしょうか。

フェイスシールド

フェイスシールド

フェイスシールドはマスクとは使用目的が少々異なります。

近い距離で会話をする、咳やくしゃみが顔に付くなどすると、目の粘膜からもコロナウイルスは感染します。また、ウイルスが付いた手で目をこするのももちろん感染します。フェイスシールドはこうしたことを避けるために有用とされています。ですが、自分の飛沫が広がらないようにする効果はマスク程期待できません。フェイスシールドの効果を最大限にするにはもおでこから顎先まで、さらに側面も大きく覆うタイプのものが必要です。

現状はほとんどの人がマスクを外出中つけていますし、ソーシャルディスタンスに気を付けています。お店ではパーテーションで仕切られていることも多いので、読唇が必要だったり、近い距離で会話するような場合以外はマスクの方が有用だと思われます。

徹底した対策を行うのであれば、マスク+フェイスシールドが有効です。

マスクと熱中症

マスクと熱中症

マスクの問題点は、夏の暑い日に熱中症を引き起こしやすくしてしまうことです。

厚生労働省HPによると、“熱中症の危険がある環境では、屋外で人との距離を2m以上取れるのであれば、マスクを外すように”とのことです。すなわち、不要な外出を避けたり、人との距離を2m以上間隔を空けることは、コロナウイルス対策にも熱中症対策にもなるということです。

ただし、熱中症の約8割は高齢者で、そのうち半数は自宅で熱中症が発症しています。「自宅にいるから」と安心せずに、エアコンとこまめな換気を行い、コロナウイルス対策と熱中症対策は徹底して行うことが大切です。

「新しい生活様式」における熱中症予防については、厚生労働省のホームページに詳しく書かれておりますので、そちらをご覧ください。

最後に

患者を励ます理学療法士

いかがでしたでしょうか?
コロナウイルスの終息は目途が立たず、心身の疲労を感じる方も多いと思います。「もうニュースを見るのもうんざり」という人も多いのではないでしょうか?

・2mのソーシャルディスタンスを徹底する
・飛沫の拡散を防げるマスクを正しくつける
・手洗い、消毒、うがいを徹底する
・密閉・密集・密接を避ける
・外出前の体温測定
・電子決済の利用
・回し飲みは避け、料理は個人で小皿で食べる
・等々


こうしたことを徹底すれば、外出をしても感染リスクは大幅に防げます。東洋医学的にはストレスや感情の乱れも、体調を損ねる原因とされています。精神的な健康を維持するためにも、感染症対策、熱中症対策をしっかり行い、たまには外出をするのも必要ではないかと僕は思います。

また、新しい生活様式による疲れや、環境の変化による自律神経の乱れには鍼灸治療がおすすめです(^_-)-☆

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