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気象病とは?気温の変化で体調不良!?原因や対処法。当院での対処について

天気の変化で肩がこる女性のイラスト

ブログの更新が遅くなってしまい、大変申し訳ございません。

急激な気温の変化で体調を崩してはいませんか?
だるい、頭痛がする、気持ちが悪い、肩こり、関節痛が強い等々、特に今の時期、気温の変化の影響で不調をきたす方も少なくありません。
実際に患者さんの中にも「今日は頭痛がひどくて・・・」「疲れが取れません・・・」「いつもより痛みが強いのですが、思い当たることがありません・・・」等々の相談を受けています。

そこで今回の記事では「気象病」をテーマに解説をしていきます。
この記事では、
・気象病とは?
・気象病の症状
・考えられる原因と対処法
・普段から気を付ける事
等々について紹介します。

もし「私の症状が天気によって左右されているかも?」と思うところがある方は、ぜひご一読ください。

下記の第一三共ヘルスケア株式会社の気象病の記事もオススメです。
「気象病」は気圧や温度・湿度の変動などで起こるさまざまな不調 第一三共ヘルスケア株式会社

目次

〇気象病とは?

〇気象病とは
気温や気圧などの気候の変化によって引き起こされるさまざまな症状の総称のことを“気象病”と呼びます。

気象病は古くから研究がなされていますが、未だに明確な原因は分かっておらず、症状も人それぞれです。

愛知医科大学疼痛医学講座が2015年に愛知県の尾張旭市の20歳以上の住民2,628人(平均年齢57.7歳)を対象に行った調査では、3カ月以上続く、片頭痛を除く慢性的な痛みがある人が、全体の39.3%を占めていました。
その慢性的な痛みのある人のうち48.6%は「痛みは悪天候や悪天候が近づくときに悪化する」と回答し、46.9%の人が「寒いときに痛みが悪化する」と回答しました。
また、20~59歳の働いている人(1,221人)を対象にした調査では、年間平均9.6日も痛みで欠勤をしており、日常生活に支障が生じているケースがあることもわかりました※1。
※1 PLoS One. 2015 Jun 15; 10(6) : e0129262.

〇気象病の症状

気象の変化で出る症状

〇気象病の症状
冒頭でも書きましたが、気象病で現れる症状は人により様々です。以下に例を挙げてみます。
・頭痛
・めまい
・耳鳴り
・肩こり、腰痛
・吐き気
・倦怠感
・気分の落ち込み
・眠気
・食欲の低下
・持病の悪化
・痛みの増悪
・古傷が痛む
等々です。

こうした様々な症状に加えて、気圧や気温の低下を身体が敏感に察知し、「もうすぐ雨が降りそう・・・」「気圧の変化を感じる」という方も少なくありません。

〇考えられる原因と対処法

自律神経 神経 イメージ

現在考えられている原因は大きく二つあります。
一つが気温や気圧の変化による【自律神経の乱れ説】で、もう一つが【経験記憶説】です。

⑴自律神経の乱れ

気温や気圧の変化を身体が敏感に感じ取り、それがある種のストレスとなる事で気象病の症状が現れます。
この自律神経については過去の記事で解説しておりますので、そちらをご参考ください。
関連記事:「自律神経の乱れとは?原因・症状について解説します。身体の不調でお悩みの方必見!」

自律神経の乱れの対処法で大事なのは、①まずは出ている症状別にそれぞれの科を受診することです。なぜなら、本当に自律神経の乱れが原因なのかわからないからです。自己判断はせずに、きちんと診断は受けましょう。陰に別の原因が隠れている可能性があります。ストレスの胃炎かと自己判断していて、実はガンだった、なんてこともあります。また、うつ病だったのに気が付かなかったということもあります。

特に原因が見当たらずに自律神経の乱れが起きている場合には、まずは規則正しい生活を心がけましょう。
具体的には食事、運動、睡眠です。

自律神経は身体が適材適所にきちんと機能するように調節してくれる神経です。そのため、
例えば、空腹なのに食事を制限していたり、睡眠時間が少なかったり、カフェインやアルコールなどを多く摂取していたり、運動不足などがあると、自律神経が本来機能すべき時にそれができないため、やがて乱れてくることとなります。

私の立場からは、鍼灸治療を提案いたします。気になる方はぜひご連絡ください(^^)/

⑵経験記憶説

あまりメジャーではありませんが、痛みや不調に過去の“記憶”が関係しているとする説です。
極端な例ですが、ふっと嗅いだ何気ないにおいで過去の記憶を思い出した経験はありませんか?
また、気圧や気温の変化で「古傷が痛む」なんていうのも関係があるかもしれません。

過去の大きなけがや痛み、不調などがあった時の周囲の状況や環境を脳が無意識のに記憶していて、条件が重なった時にそれが思い出されるのです。


⑴の場合も⑵の場合も、どちらにせよ規則正しい生活を心がけることが大事です。
それでも改善が難しい阿合には、薬物療法として主に、酔い止め薬が治療薬として用いられています。酔い止め薬は、内耳の神経とリンパの働きを鎮めるため、気圧変化が身体に与える刺激を和らげることができるとされています。

〇最後に

背中に刺す鍼灸師

当院でも気象病でお悩みの方は多くいらっしゃいます。

気象病はそのつらさが本人にしかわからないため、周囲の理解を得られづらいのも現象です。

ですが、実際に当院では、患者さんから相談を受け、東洋医学的な自律神経の治療を行っており、たくさんの方が改善しております。
当然、気象病だけでなく、自律神経の乱れ全般の治療を行いますので、冷え性や睡眠不足、食欲不振等々にも対応しております。

ですが、個々人によって体調や生活スタイル、通院頻度、自律神経の乱れの程度も異なりますので、特に最初の問診にかなりの時間を要します。
必ずご予約のお電話を頂けます様お願い致します。

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