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手のしびれの原因は手根管症候群?原因とセルフケアの方法、対処法について解説

手首を押さえる女性

〇手根管症候群とは
手のひら側の手首には、手根管と呼ばれるトンネルがあります。この手根管を通る神経が圧迫されることで指に痺れを起こす病態を「手根管症候群」と呼びます。神経は様々なトンネルを通りますが、こうしたトンネルの圧迫が原因で起こる痺れの中でも、手根管症候群は最も頻発します。

この記事では手根管症候群の原因やなりやすい方の特徴、症状、対処法について解説していきます。
最近指先に違和感がある方、痺れを自覚する方はぜひご覧ください。

目次

手根管症候群が起こる原因となりやすい方

手がしびれる主婦のイラスト

骨折や脱臼の合併症として発症する場合もありますが、ほとんどが原因不明です。
ですが、発症しやすい方の特徴として、女性に圧倒的に多く、妊娠・出産や閉経を機になる方が多いです。また、変形性関節症や関節リウマチ、手首の使いすぎや腱鞘炎をお持ちの方もなりやすいです。

また、必ずしも片手だけとは限らず、両手に発症することもあるのでご注意ください。

症状

手根管症候群 症状 解説 イラスト 

初期には痛みや痺れは特に人差し指と中指を中心に出ますが、進行すると親指から薬指の親指側半分の痺れ感が出ます。この痺れ感は夜間から朝方にかけて強く、手を振ると少し楽になります。

慢性化して症状が進行すると、筋力が低下し、親指の付け根の母指球部が委縮したり、親指と人差し指でOKマークが作れなくなります。そのため、日常生活ではボタン掛けやつまみ動作が不自由になります。

検査法

手の平を合わせる男性 イラスト

➀ファーレンテスト
両手関節を曲げ、指を地面に向けます。そのまま両手の甲を互いに合わせ、互いに少し圧を加えます。この状態を1分程続けます。これにより手根管内の内圧を高め、痺れを誘発させます。また、手の平と手の平を合わせて痺れを誘発させる逆ファーレンテスト(上図)と呼ばれる方法もあります。これらの方法は手首をなるべく90度になるように押し付けるようにするのがポイントです。


➁チネル徴候
手根管部分を叩くことで、指先に痺れ感が拡がれば検査陽性となります。

③ダルカン徴候
手根管部を圧迫することで、痺れ感が強くなれば検査陽性となります。

対処法・セルフケアの方法

・医療機関を受診する
・接骨院や鍼灸院を受診してみる
※手根管症候群は原因が多岐にわたるので、自己判断よりもまずは医療機関を受診してみることをお勧めします。症状がひどい場合などは手術療法の適応となる事もあります。

①手首周辺のストレッチ

手首のストレッチ イラスト

無理のない範囲で行いましょう。
例)
⑴手の平を天井に向けた状態で、一方の手で指を持ちます。
手首をゆっくり手の平側に10秒、手の甲側に10秒ゆっくりとストレッチを行います。
⑵手の平を地面に向けた状態で、一方の手で指を持ちます。
手首をゆっくり手の平側に10秒、手の甲側に10秒ゆっくりとストレッチを行います。

②テーピングやサポーターによる手首の固定

手首のサポーター

買い物袋を持ったり、家事をしたり、自分でも気が付かないところで手を使っています。
手や指を使うような動作の時に違和感を感じるようでしたら、それも負担になっている可能性があります。
気になる動作の時だけでも良いので、サポーターの着用をおすすめします。

③身の回りの道具を変えてみる

マウスパッド

フライパンや掃除機などの取っ手はなるべく太い方が手首にかかる負担が少なくなります。わざわざ買い替えなくても、タオルを取っ手に巻いてみるのもおすすめです。

マウス操作やキーボード操作をする際にも手首のあたりにタオルを当てて、できるだけ手首が一直線になるようにすると負担が少なくなります。

最後に

手根管症候群は発症後も手首を使いすぎてしまうことで慢性化してしまうものが多いです。

そのため、焦らずゆっくりと改善させていきましょう(^^)/

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