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走るとスネが痛いのは「シンスプリント」の疑いあり!!【原因と対処法】

痛い足を抑える女性

「シンスプリント」という言葉は、スポーツやトレーニングをしていれば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

最近ではコロナウイルスの影響で部活動やスポーツ活動が減り、自主トレで走り込みをしていて脛(スネ)の痛みを訴えてこられる方もいらっしゃいます。

そこでこの記事では、
・シンスプリントとは?
・シンスプリントの原因とは?
・シンスプリントの症状とは?
・対処法と予防法
などについて解説していきます!(^_-)-☆

目次

シンスプリントとは?

朝、ランニングをする女性

「シンスプリント」は別名「脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)」とも呼ばれ、主にスポーツ活動を行う現場でよく見られる、いわゆる「使い過ぎ症候群」と呼ばれるものの一つです。

「脛骨過労性骨膜炎(けいこつかろうせいこつまくえん)」と言われると難しく聞こえますが、一つずつ言葉を分解すれば簡単です。「脛骨(けいこつ)」はいわゆるスネの骨のことで、「弁慶の泣き所」がある骨です。この骨を包んでいる膜「骨膜」に筋肉の使い過ぎにより炎症が生じ、骨膜炎を起こします。そのため、「脛骨・過労性・骨膜炎」と呼ばれます。

脛骨の骨膜に炎症を起こすのはそこに付着する筋肉です。特に「ヒラメ筋」「後脛骨筋」「長趾屈筋」などです。これらの筋肉は足を蹴り出す(底屈)する働きがあるため、シンスプリントは特にランニングやダッシュ、ジャンプといった動作が多いスポーツ選手、特に女性にかなりの頻度で見られます。


シンスプリントの原因

疑問に思う女性

まず、シンスプリントが多く見られるスポーツは、陸上競技、サッカー、バスケットボール、バレーボール、バドミントン、ダンスなどです。

このようなスポーツでラン、ダッシュ、ジャンプを繰り返すことで発症します。もちろん、他のサイトなどにもこういったことは書かれていますが、実際にはそんなに単純ではありません。

シンスプリントの発症には、下記の3つの原因が考えられます。
➀素因
➁環境
③使い過ぎ

【➀素因】

元々持っている筋力のバランスや柔軟性、性別、年齢、運動技術、運動時のフォーム、過去に肉離れや足首の捻挫をしているかなどが考えられます。
また、O脚やX脚、回内足や偏平足、外反母趾、ハイアーチといったアライメント異常も深く関係しています。こちらのアライメントの異常については過去の記事で詳しく取り上げていますので、そちらを参考にしてください(^_-)-☆

・参考:O脚矯正・X脚矯正【原因やセルフケアの方法教えます!おしゃれに服を着こなそう!】
・参考:足のアーチのトラブル徹底解説【前編】
・参考:足のアーチのトラブル徹底解説【後編】
・参考:足のアーチの乱れが原因で起きるトラブル【まとめ】

【➁環境】

通称、グランドサーフェイスとも呼ばれ、地面の表面の状態も選手の負担となります。例えば、地面がアスファルトのように固いと負担は大きくなります。また、地面の状況や天気などのコンディションに影響も筋肉への負担、ひいては骨膜への負担となります。スポーツごとの競技特性があるため、屋内・屋外、グランドサーフェイスの影響は避けて通れません。また、環境因子で特に学生時代に気を付けたいのがシューズとインソールです。スポーツ用のシューズは高価ですが、学生時代の足の変化は急速です。自分の足に合わないシューズやインソールは原因①で書いたアライメントの異常を起こし、シンスプリント以外にも身体に多くの負担をかけることになります。

【③使い過ぎ】

シンスプリントを起こす原因で最も関係するのは使い過ぎです。特に新入部員や夏休み期間中の練習など、急激に練習量や練習時間が増えて発生する場合が多いです。使い過ぎが原因で起きるものはシンスプリントの他にもあります。過去の記事にてご紹介してますので、気になる方はそちらを参考にしてください。
・参考:スポーツ障害とは【スポーツをしていていつの間にか痛い!?】

シンスプリントの症状

ランニング女性 ふくらはぎ

ここまでシンスプリントの概要と原因について触れましたが、実際の症状について解説します。

【自覚症状】

脛骨(スネの骨)の内側の痛みを自覚します。特に痛みを訴える場所は、脛骨を三等分にして、下3分の1の脛骨の内側に痛みを訴えます。最初のころは激しく運動をしている時にのみ痛みを感じますが、程度がひどくなるにつれて練習後の痛みや日常生活での痛みを感じるようになります。

シンスプリントのStage分類
Stage1:痛みはあるが、ウォームアップで消失
Stage2:ウォームアップにより痛みは消失するが、スポーツ活動の終了近くに痛む
Stage3:日常生活に支障はないが、スポーツ活動により痛みが増強し、スポーツの続行が困難
Stage4:局所の痛みは常に存在し、日常生活にも支障がある


【他覚的所見】


自分でも確認できますが、脛骨の内側に親指をひっかけるようにして、脛骨の裏を押すように力を加えると、痛みを訴えます。腫れや熱感を感じることはなく、X線検査でも異常は見られません。これは疲労骨折との大きな差です。

シンスプリントの対処法・予防法

腕組する男性

対処法と予防法は基本的には同じです。上記の原因①➁③について対処・予防します。

シンスプリントは初期であれば運動量を減らす、もしくは運動を1週間程度中止すれば改善されます。ただし、痛みが無くなり改善しても、それは使い過ぎによる原因に対処しただけですので、①素因や➁環境にきちんと対処しなければ繰り返しシンスプリントを起こす可能性があります。安静によって痛みが消えて復帰する際には、運動量を慎重に考慮する必要があります。特に学生では運動をやりたくて、復帰と同時にオーバーワークになりかねないので、注意が必要です。

シンスプリントは慢性化してしまうと長くて半年~1年以上かかる人もいるので、症状が出始めた初期のうちにきちんと根本から対処するのが望ましいです。

また、運動量だけでなく、原因の①素因と➁環境も改善しましょう。これがシンスプリントの予防にもなります。運動技術、運動時のフォーム、O脚やX脚、回内足や偏平足、外反母趾、ハイアーチといったアライメント異常、シューズやインソールなどを見直します。自身で判断するのが難しい場合には当院や最寄りの接骨院、整形外科にご相談ください(^_-)-☆

ヒラメ筋のストレッチやセルフマッサージなどによる筋緊張の緩和は、シンスプリントの対処法・予防法として効果的です。ですが、痛みが強い時期に行うと悪化させてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

また、もし部活動などで同様の症状の人が多いのであれば、練習メニュー自体に問題がある可能性もあります。実際のところ、初期症状の時は、「痛みがあっても運動できる」ので、痛みを周りに訴えずに練習してしまうケースが多いです。自身に痛みがあるのが知られると、「メンバーから外される」、「練習ができない」など、目先の不利益を優先して考えてしまいます。そのため、なかなか言い出せずに、結果として練習メニュー自体の問題に気が付かず、チーム全体の不利益となることもあります。どんなスポーツにおいても大事なことなので、自身の身体の状態は何かあればすぐにコーチや監督に伝えましょう。

最後に

元気に運動を始めようとする女性

いかがでしたでしょうか?

シンスプリントに限らず、どんな症状でも初期のうちに対応すればそれだけ早く改善します。だましだまし続けるとどんどん治りづらくなります。

運動時の障害は自分の誤っている部分を改善するきっかけとなりますし、それをきっかけに運動メニューやシューズ、フォーム、ケアの仕方などを見直すことで、結果として大きなメリットとなります。何か気になる自覚症状が出た際には、すぐにコーチや周りの人に相談しましょう!当院でも受け付けておりますので、スポーツ時のお悩みもお気軽にご相談ください(^_-)-☆

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