逆子でお悩みの方必見!セルフケアの方法について解説!
この記事では逆子でお悩みの方を対象に、
・胎動ってどう変化するの?
・逆子治療はいつまでにやるのが良いの?
・どのような方法があるのか、その方法は?
・逆子に効くツボは?
・鍼灸治療ってどうなの?
などの不安を解消するための記事になります。
医師から「自然に直るから大丈夫」と言われても、不安な方は多いと思います。
自分で何かできることは無いのかと探している方にも、セルフケアの方法としてお灸がありますので、ぜひ参考にしてみてください。(^_-)-☆
目次
胎動の経過
早い方だと、妊娠4か月過ぎの17週の終わりのあたりに初めての胎動を感じます。胎児は夜型で、夜の8時から朝の8時までに良く動き、昼間は寝ていることも多いのだとか。
5か月が過ぎたあたりで胎動を肋骨のあたりで感じることが多くなります。
7か月が過ぎ、胎児の成長に伴い胎動は力強くなっていきますが、妊娠8か月後期のあたりになると胎動は力強くも、回数は減っていきます。
9か月になると胎児の位置が下がり、胸の圧迫感が減っていきます。
臨月ではさらに胎児が下がり、出産の少し前には胎児の位置が下にあることに気が付く妊婦の方もいます。
逆子の改善方法
病院で「逆子になっています」と言われても、「最初のうちは自然に戻りますので心配しなくても大丈夫です」と言われます。しかし、なかなか改善されずに「このままだと様々なリスクを考えて帝王切開が良いかと思われます」と後半になって言われる方が多く、30週を越えたあたりで逆子を問題視される場合が多いです。
逆子の改善は早い段階で行った方が成功率が高いです。もちろん、胎位が固定されるまでは、逆子を直したとしても再度逆子になることもあります。しかし、それはまだ十分なスペースがあるから起こる現象であり、慌てず騒がずに継続して逆子ケアを行えば、正常な胎位でおおよそ固定されます。
妊娠6か月から7か月ごろは逆子になっていても、例えば左上に胎児の頭があれば左向きで横になるようにすれば1か月後ぐらいには正常な胎位に回転します。動かなくなってくるのは32週が過ぎたあたりです。
32週が過ぎると胎児が成長するにつれて物理的に回転するスペースが徐々に小さくなり、羊水の量は妊娠8週ごろから増え、個人差はありますが33週ごろに最大量になります。つまり、より広い子宮のスペースがあった方胎児は回転しやすく、逆子も戻りやすいので、逆子治療は妊娠32週前後までであれば充分改善が期待できます。
※ただし、へその緒(臍帯)や子宮内での胎児の姿勢、位置などといった物理的な要因で回転できない場合もあります。また、ここに記す内容は効果が期待できるものではありますが、必ずしも逆子を100%改善させるものではありませんのでご注意ください。
逆子体操➀胸膝法
膝や腕が痛くならないように柔らかい所やクッションを利用してください
➀四つん這いになります
➁猫が伸びをするようにお尻(骨盤)の位置を頭より高くします
③この姿勢を無理のない範囲で維持します
➃苦しくなったらゆっくり横向きになって休みましょう
寝るときや横向きで休む際は、胎児の頭が右上なら右向き、左上なら左向きに休みましょう
逆子体操➁ブリッジ法
➀マットやクッションを腰の下に入れます
➁骨盤を高い位置に保ちます
この時、首や腰が反り返って痛みが出てしまったり、起き上がろうにも起き上がれないような状態になりかねないので、どなたかに補助をお願いしましょう。
③この姿勢を無理のない範囲で維持します
➃苦しくなったらゆっくり横向きになって休みましょう
寝るときや横向きで休む際は、胎児の頭が右上なら右向き、左上なら左向きに休みましょう
セルフ灸
市販のお灸(長生灸やせんねん灸)を用いることで逆子の改善が期待できます。
使うツボは“2つだけ”です。
➀三陰交
パーのまま手の指の間を閉じ、反対の足の内くるぶしの頂点に、閉じた指小指を当てます。その際に人差し指が脛の骨の際に触れます。押すと足の中にズーンと重く響く場所があります。そこが三陰交です。➁至陰
“逆子の灸”として古くから利用されているツボ。足の小指の爪の外側で、爪の根っこの部分に近い所にあります。
どちらも鍼灸の逆子治療でも多く用いられるツボで、逆子の改善がかなり期待できるものです。これら2つのツボにセルフ灸を1日1回毎日行います。必ずしも正確な場所でなければいけない、ということは無く、“だいたい”の場所でも効果が期待できます。心配であれば、目立つ場所では無いので、印をつけておくと良いでしょう。
臭いが苦手な方のために、臭いや煙が少ないものや、アロマの入ったものもあります。少し熱いのを我慢するくらいが良いです。
自分でお灸をしたことがない方は、下の過去の記事にやり方が書いてありますので、そちらを参考にしてみてください。
関連記事:おうち時間でのセルフケアには「お灸」!方法・道具・注意点・効果について解説!
鍼灸
胎児の逆子だけでなく、妊婦の方は腰痛、坐骨神経痛、むくみ、肩こり、肌トラブル、ストレス等多くの身体の不調を感じます。
逆子がなかなか改善されず、全身の不調も感じ、不安な方が行き着くのは鍼灸治療です。妊娠週数にもよりますが、中には1回の施術で逆子が改善する方もいます。また、子宮が柔らかくなることもあるようです。
逆子に対する治療はもちろん、妊婦が感じる様々な症状にも合わせて対応します。妊娠・出産における不安や悩みに親身になって相談に乗ってくれるところがほとんどです。
「“鍼灸”は怖いし、もし赤ちゃんに何か影響したら」と不安に感じる方も多いと思いますが、心配はいりません。とてつもなく長くて太い鍼を腹部に刺すような先生はいませんし、刺激量も妊婦であれば少なめに行うのが一般的です。
施術の方法や流れの説明を受け、それでも不安が解消されないのであれば、無理に鍼灸治療を受ける必要はありませんし、不妊治療や逆子治療を専門で行っている鍼灸院を探すのも一つです。
まずは一度行ってみて、少しでも逆子やその他の不安や悩みを解消する一つのきっかけになればと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は逆子のケアについて解説しました。
逆子が改善する際は、お腹の中で「ぐるんっ!」と大きく動いたのを感じます。
お灸をして一回で改善する方は、施灸中に実感することもしばしばあります。
妊婦の方はたくさんの悩みや不安を感じると思いますが、何よりもリラックスをして、赤ちゃんと出会う日を楽しみにその時までを過ごすのが大切になりますからね(^_-)-☆
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